<一般公開中>京都迎賓館・試験公開の記録
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試験公開期間朝9時から整理券が配布され、5月3日までは朝10時から
私の行った日は、5月7日(土)。前日まで10時前には当日分の予定配布
整理券を貰い5時間時間があるため、16時からの整理券もGETしておきました。
開始までの時間、下賀茂神社・上賀茂神社で時間を潰し、15時過ぎに入場。
まずは、整理券をもらった西門を通過。すぐに地下駐車場に。
地下には、荷物・金属検査施設があり、その前に京都の伝統ビデオが
放映されていました。
荷物検査を終え、地上に上がり、館内正面でスリッパに履き替え館内へ。
正面玄関にある樹齢700年の欅(けやき)一枚板。(下の写真)
正面玄関を入り右に曲がるとその右には、聚楽(じゅらく)の間が。
ロビーとして位置付けられる空間で、「京指物(きょうさしもの)」の技能と
有職織物を用いた安楽椅子が並んでいます。
上の写真右には、型絵染の作品が飾られていました。
型絵染 「一文字松(いちもんじまつ)」
【 伊砂 利彦 (いさ としひこ) 】
他にも安楽椅子の真ん中に竹工芸がありました。
竹工芸 「重ね編剣菱紋花籃(かさねあみけんびしもんはなかご)」
【 五世 早川 尚古齋 (はやかわ しょうこさい) 】
続いて、部屋を出て右に行くと夕映(ゆうばえ)の間がありました。
夕映の間(ゆうばえのま)は、大臣会合などの会議や立礼式(りゅうれいしき)の
お茶のおもてなし、晩餐会の待合として使用されています。
部屋の東西にある壁面が印象に残ります。
東側の作品は、京都の東にそびえる比叡山を月が照らす様を描いた「比叡月映」。
西側の作品は、京都の西に連なる愛宕山に夕日が沈む様を描いた「愛宕夕照」。
日本画家の箱崎睦昌(はこざきむつまさ)氏の下絵を基に綴織(つづれおり)の
技法を用いて制作された織物で、それぞれ縦2.3m、横8.6m。
室内には、様々な作品もありました。
飾壺 「光 彩 (こう さい)」
【 五世 小川 文齋 (おがわ ぶんさい) 】
引手の金物 「 鎚起 (ついき) 」
【 浅野 美芳 (あさの びほう) 】
螺鈿(らでん)飾台 「 山紫水明 (さんしすいめい) 」
【 北村 茂 (きたむら しげる)/監修: 北村 昭斎(きたむら しょうさい) 】
「TRANSFORMATION (トランスフォーメーション)」
【 八代 清水 六兵衞 (きよみず ろくべえ) 】
白磁 「白金彩波状文扁壺 (はっきんさいはじょうもんへんこ)」
【 森野 泰明 (もりの たいめい) 】
夕映の間からは、庭園が見えます。
続いては、藤の間(ふじのま)。
藤の間は、京都迎賓館で最も大きな部屋で、洋食の晩餐会や歓迎式典の
会場として使用されています。
一つ一つに模様が描かれています。
壁面装飾は、日本画家の鹿見喜陌(しかみきよみち)氏の下絵を基に
綴織り(つづれおり)の技法を用いて製作された織物で、縦3.1m、横16.6m。
部屋のじゅうたんや部屋の所々に金を使ったものがありました。
また、舞・能や琴の演奏、雅楽などが披露される舞台がありました。
舞台紗幕(ぶたいしゃまく) : 穀(こく)織物
【 喜多川 俵二 (きたがわ ひょうじ) 】
舞台扉装飾 「響流光韻 (こうるこういん)」
【 江里 佐代子 (えり さよこ) 】
京縫(きょうぬい)
几帳(きちょう):羅織物(らおりもの) 野筋刺繍(のすじししゅう)
【 樹田 紅陽 (きだ こうよう) 】
藤の間左奥に行くと厨房がありました。
続いては、桐の間(きりのま)
側面からの見学エリアになっておりますが、床など著名人が作成されたものが
多く展示されていました。
裏千家十五世(うらせんけじゅうごせい)千玄室大宗匠(せんげんしつだいそうしょう)
軸装(じくそう)「和美迎賓客(わびひんきゃくをむかえる)」
林駒夫(はやしこまお)「熨斗(のし)飾り」【床】
八代 清水 六兵衛(きよみず ろくべえ)
吊香炉(つりこうろ)「色絵鳳凰(ほうおう)吊り香炉」【床膳】
十四代 今泉 今右衛門(いまいずみ いまえもん)
白磁「色絵雪花墨色墨はじき四季花文花瓶」
(いろえせっかすみいろすみはじきしきかもんかびん)【脇床】
続いては、廊橋(ろうきょう)
廊橋から先程回ってきた部屋も見ることが出来ました。
続いては、和舟(わせん)
見学コースは、以上です。この右側には、入ってきた場所に戻ります。
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